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古事記・現代語訳「上巻」天照大御神と須佐之男命

天照大御神と須佐之男命目次に戻る須佐之男命の神やらひこうして、それぞれ命令した言葉に従って治めるようになったが、その中で須佐之男すさのおだけは、命じられた国を治めずに、長い顎鬚あごひげが胸元に届くようになってからも、長い間泣きわめいていた。...
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古事記・現代語訳「上巻」天地の初め

天地の初め(天地開闢)目次に戻る天と地とが初めて分かれて開闢かいびゃくの時に、高天原たかまのはらに現れ出でた神の名は、天之御中主神あめのみなかぬしのかみ、次に高御産巣日神たかみむすひのかみ、次に神産巣日神かむむすひのかみである。この三柱の神...
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古事記・現代語訳「上巻:序文」

古伝承とその意義臣安万侶しんやすまろが申し上げます。そもそも、宇宙の初めに、混沌とした根元がすでに凝り固まって、まだ生成力も形も現われなかった頃のことは、名付けようもなく、動きもなく、誰もその形状を知るものはありませんでした。しかしながら、...
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日本書紀・日本語訳「第三十巻 持統天皇」

持統天皇 高天原広野姫天皇全てのタイトルに戻る皇后称制高天原広野姫天皇たかまのはらひろのひめのすめらみことは、幼名を鸕野讃良皇女うののさららのひめみこといい、天智天皇の第二女である。母を遠智娘おちのいらつめ(またの名は美濃津子娘みのつこのい...
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日本書紀・日本語訳「第二十九巻 天武天皇 下」

天武天皇 天淳中原瀛真人天皇 下全てのタイトルに戻る天武天皇即位二年春一月七日、酒を用意して群臣まえつきみに大宴会を賜わった。二月二十七日、天皇は有司に命じて壇場を設け、飛鳥浄御原宮あすかきよみはらのみやで即位の儀をされた。正妃(菟野皇女う...
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日本書紀・日本語訳「第二十八巻 天武天皇 上」

天武天皇 天淳中原瀛真人天皇 上全てのタイトルに戻る大海人皇子、吉野人り天淳中原瀛真人天皇あまのぬなはらおきのまひとのすめらみことは天智天皇てんちてんのうの同母弟である。幼時には大海人皇子おおあまのみこといった。生来すぐれた素質をもたれた立...
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日本書紀・日本語訳「第二十七巻 天智天皇」

天智天皇 天命開別天皇全てのタイトルに戻る救援軍渡海天命開別天皇あめみことひらかすわけのすめらみことは舒明天皇じょめいてんのうの皇太子である。母を天豊財重日足姫天皇あめとよたからいかしひたらしひめのすめらみこと(皇極天皇こうぎょくてんのう)...
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日本書紀・日本語訳「第二十六巻 斉明天皇」

斉明天皇 天豊財重日足姫天皇全てのタイトルに戻る斉明天皇重祚天豊財重日足姫天皇あめとよたからいかしひたらしひめのすめらみことは、初めは用明天皇の孫高向王たかむこのおおきみに嫁して、漢皇子あやのみこをお生みになった。後に舒明天皇じょめいてんの...
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日本書紀・日本語訳「第二十五巻 孝徳天皇」

孝徳天皇 天万豊日天皇全てのタイトルに戻る皇位の互譲天万豊日天皇あめのよろずとよひめのすめらみことは皇極天皇こうぎょくてんのうの同母弟である。仏法を尊んで神々の祭りを軽んじられた。生国魂社いくくにたまのやしろの木を切られたことなどがこれであ...
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日本書紀・日本語訳「第二十四巻 皇極天皇」

皇極天皇 天豊財重日足姫天皇全てのタイトルに戻る皇后即位天豊財重日足姫天皇あめとよたからいかしひたらしひめのすめらみことは敏達天皇びだつてんのうの曽孫で、押坂彦人大兄皇子おしさかのひこひとのおおえのみこの孫であり、茅淳王ちぬのおおきみの娘で...